『シャープ堺工場、パナソニック尼崎工場』

窓際の食卓で日経新聞を読み返す。
シャープ堺工場、パナソニック尼崎工場の大幅減産・閉鎖の記事。
共に数年前に我が社(定年退職前)も建設を受注。 建設工事にも従事した。
工事で感じた「突っ走れ的競争、立場が変われば脆いだろうな」が現実に。
窓から両工場を遠く望む。

2012-02-11

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シャープ堺工場建設に従事していた3年前を思い出す・・・・・。

「気勢・奇声・規制」の三文字。

これまでの工事現場で経験したことのない、人間性が欠けていた特異な場所であった。
他社の工区では多数の死者も出た。 相当、無理なプロジェクトだったと感じる。

会社人生で唯一、建物を造る喜びを感じなかった。

とは言え、そんな場所にこそ生きがいを持つ奇声を上げる御仁も生息していたが・・・・。

過去の成功体験に、社内組織も社内意識も縛られ
「イノベーションのジレンマ」に陥った日本企業そのもの。

シャープ“転落”の全真相!経営陣の“決定的ミス”が生んだ悲劇

関西の電機業界、優秀な技術者のいる「シリコンバレー」のような場所だが

フェニックスのように再生してほしい。

サンヨー、パナソニック、シャープ。

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かつてゼネラル・エレクトリック(GE)が部門シェア1位・2位の事業に絞り、それ以下は売却・撤退という「選択と集中」で大きく業績を上げた。

しかし、シャープの場合を考察すると、GEのような幅広い部門からの絞り込みとは異なり、もともと家電というGEにとっては一部門の中を「選択と集中」を行い、”大博打”を打ち自らを液晶企業化にしたのが間違い。

大博打の選択をしたが故に、他の選択肢を失い、結果、自らが「選択と集中」の選択される側になってしまった。

「国際経済」という高尚な言葉でこの問題を論じるのとは違い、もっとヒューマンエラー側の問題ではなかろうか。

私には、狂乱的プロジェクトに接して「権力者」とそれに集る「媚へつらうもの」のベクトルによる人災ではと・・・、現場を離れてからも思い続けている。

明るい希望は、関東大震災を乗り越えた遺伝子をもつ優秀な技術者の底力。 新体制、新天地での活躍に期待し応援する。

「IGZO」が「シャープペン」と同様に使い続けられ、先端技術の実用化の先鞭を斬り続けたシャープでありますように。

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新聞社の元記事はリンク切れのようなので、

http://ivory.ap.teacup.com/kaikeinews/5517.html
http://monma5376.blog120.fc2.com/blog-entry-2909.html

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